アメリカ・カリフォルニア州で生産されるカルローズ米は、日本の米とは異なる特徴を持つ中粒種の米です。
粘り気が少なく、ふんわりと軽い食感が魅力で、寿司やチャーハン、カレーなど幅広い料理に活用されています。
今回は、そんなカルローズ米を実際に購入し、炊飯のポイントや食べた感想を詳しくお届けします。
アメリカ産のお米 カルローズとは
カルローズ(Calrose)は、カリフォルニア州で生産される中粒種(ミディアムグレイン)の米です。1948年に開発され、日本米に似た食感を持ちつつ、ほどよい粘りと軽い口当たりが特徴。
炊きたてはふっくらとしており、寿司やチャーハン、カレーなど幅広い料理に適しています。アメリカ国内だけでなく、アジアや中東など世界各地に輸出されており、日本でも業務用(外食店)で使用されることがあります。
ホームセンターの島忠でカルローズ米を購入
今回、輸入米のカルローズを購入したのは、ホームセンターの「島忠ホームズ」です。
島忠ホームズには5kgと10kgのカルローズを売っていましたが、5kgの方は既に売り切れていたため、10kgのカルローズを今回は買ってみました。
販売価格を知りたい方は以下の記事を参考にして下さい。
カルローズ米によく合う料理
カルローズ米は、その軽やかな食感とパラッとした仕上がりが特徴で、さまざまな料理に適しています。
特にチャーハンやカレー、パエリア、ライスサラダ、ライスコロッケ、カオマンガイなどの料理では、粒立ちの良さが活かされ、より美味しく仕上がります。
また、カルローズ米は味を吸収しやすい性質を持っているため、濃厚なソースやスパイスを使った料理とも相性が抜群とのこと。
カルローズ米を食べた感想!美味しい・まずい?
まずはカルローズの袋を開封し、中のお米の状態を調べてみました。
このカルローズ米は、透明感のある乳白色を帯びた中粒種の精米で、粒の形状はやや細長く、ふっくらとした質感が特徴です。
個々の米粒は比較的均一なサイズで整っており、割れや欠けが少なく、精米の仕上がりが良好であることがわかります。表面には適度な光沢があり、しっとりとした質感が感じられるため、新鮮さが保たれていることが推測されます。
また、米粒の一部にはわずかな白濁や不透明な部分が見られるものの、全体的には透き通るような質感を持ち、炊飯時に適度な吸水が期待できます。
精米の度合いも均一で、砕米(割れた米)はほとんど見られませんでしたが、一部のお米に黒ずんだ部分がありました。
カルローズ米を上手に炊く炊飯方法
今回はカルローズの裏面に書いてある「上手に炊く炊飯ポイント」を参考に、日本米と同じように洗米し、いつもと同じ水加減で炊飯してみました。
ただし、ネット上の情報によると、洗米は軽く1回、水でさっと洗う程度で十分で、何度も研ぐ必要はないとのこと。また、サラッとした硬めの食感を好む場合は、浸水させる必要もないとのこと。
カルローズ米の実食レビュー
炊き上がったカルローズ米を茶碗によそい、日本米と比較しながら食べてみました。まず、見た目ですが、日本のお米と比べると粒がやや縦長で、白っぽい色合いをしており、透明感が少ない印象です。
実際に食べてみると、粘り気はほとんどなく、パサつき感があるのが特徴的でした。日本の短粒米に慣れていると、もっちり感がなく淡白に感じるかもしれませんが、自分は水分が少なくパラパラした硬いお米の方が好みなので、それほど違和感なく食べられました。
炊飯時に水を多めに調整すれば、もう少しふっくらとした食感になり、より食べやすくなるのではないかと思います。
甘みは少なく、全体的にシンプルな味わいですが、その分、料理によっては活かしやすいと感じました。特に、チャーハンなど水分が少ないほうが適した料理には向いていそうです。粒がくっつきにくいため、炒めることでパラパラになりやすく、調味料の風味をよく吸収してくれそうです。
総合的には、「すごく美味しい」とまではいかないものの、十分に食べられる味で、自分のようにパラパラした食感を好む人には悪くない選択肢だと感じました。用途を工夫すれば、日常の食事にも活かせるお米だと思います。
カルローズの実食レポ まとめ
カルローズ米は、日本米のような粘りや甘みは少ないものの、軽やかでクセのない味わいが特徴的でした。
日本のもちもちしたお米に慣れていると違和感を覚えるかもしれませんが、パラッとした食感が好みの方には十分楽しめるお米だと感じました。
炊飯時の水加減を調整することで、よりふっくらと炊き上げることも可能なので、自分の好みに合わせた炊き方を試してみると良いでしょう。